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市民パソコン塾インストラクターの1日|4年間働いて分かったリアルな仕事内容と働き方(体験談)

市民パソコン塾の教室内で、受講者がパソコンを操作している様子。壁に掲示物が並ぶ実際の教室風景。

市民パソコン塾でインストラクターとして勤務していると、
「どんな1日を過ごしているの?」「忙しいの?」
と聞かれることがよくあります。

そこで今回は、私が実際に働いてきた“インストラクターの1日の流れ”を、
できる限りリアルに紹介します。

これから応募しようか迷っている方や、働き方のイメージを掴みたい方の参考になれば幸いです。

目次

市民パソコン塾:出勤〜開校準備(朝のルーティン)

市民パソコン塾は多くの教室が 10時開校 ですが、インストラクターは開校よりも早く教室に入り、朝の準備を行います。
私が勤務していた教室では、開校30分前が“朝事務”の時間とされており、この30分で1日の準備を整えます。

教室の立ち上げ(PC・エアコン・照明)

出勤したら、まずは教室の立ち上げ作業から始めます。

  • 生徒さんが使用するパソコンの電源を入れる
  • プリンターの起動
  • 机やマウス周りの拭き掃除
  • 教室内の清掃
  • トイレ掃除
  • ゴミ捨て

生徒さんが気持ちよく授業を受けられるよう、教室環境を整えるのもインストラクターの大切な役割です。
慣れてくると自然と手が動くようになりますが、最初の頃は「意外とやることが多いんだな」と感じた部分でもありました。

今日の予約表の確認

環境が整ったら、次は 予約システムのチェック を行います。
今日来られる生徒さんの名前、受講予定の内容、進捗状況などを確認し、
どの席で学んでいただくか“席決め” をします。

席決めは単なる空席の割り振りではなく、

  • マウスが苦手な方
  • 文字入力がゆっくりの方
  • サポートの多い方
  • プリント教材をよく使う方

など、生徒さんの特徴も踏まえて配置します。
ここはインストラクターならではの判断が必要になる部分です。

さらに、生徒さん個別の 連絡事項や注意点がカルテに書かれていれば確認 し、授業中に伝える準備をしておきます。

この段階で その日の授業のイメージがほぼ完成 します。

朝事務手当について(働く前に知っておくと良いポイント)

朝事務を行うと「朝事務手当」がつきますが、
手当が支給されるのは1日につき1名のみ という仕組みがあります。

私が勤務していた教室では、2人体制の日でも朝事務手当の対象は1名で、
朝準備はベテラン講師が担当することが多いという運営方針になっていました。

これは教室によって異なりますが、
勤務歴によって手当の機会に差が出る場合もあるため、応募前に知っておくと安心できるポイント だと感じた部分です。

10時開校なのに10分前にチャイムが鳴る理由と、実際の対応の流れ(体験談)

私が勤務していた教室では、開校時間は「10時」と定められていましたが、なぜか 9時50分になると教室のチャイムが鳴る という仕組みになっていました。

市民パソコン塾は「1コマ50分1200円」が基本のレッスンスタイル。
そのため、レッスンの区切りが10分前倒しで設定されており、開校時間より前にチャイムが鳴る仕組み になっているのだと思われます。

ただ、現場の感覚としては、勤務開始が10時の先生でも 実質9時50分からお客様対応が必要になる場面が多い というのが正直なところです。

早く来られる生徒さんへの対応

チャイムが鳴ると、生徒さんが自然と教室に入ってこられます。
そのため、レッスン開始前でもインストラクターが対応する流れになります。

私はいつも以下のように対応していました。

  • まず「おはようございます」と挨拶
  • 生徒さんのお名前を呼んで席へご案内
  • パソコンの前まで誘導し、着席を確認

市民パソコン塾では「生徒さんの名前を必ず呼んでご案内する」という接遇マナーがあり、どの教室でも共通して行われています。
初めての方でも安心して授業を始められるようにするための取り組みです。

レッスン開始前の“タイピング2分”ルール

席に着いた生徒さんのパソコンには、あらかじめ タイピング専用アプリ を開いた状態にしておきます。
これは、ほとんどの教室で行われている準備です。

生徒さんにはまず 2分程度のタイピング練習 をしていただくのが基本の流れです。

ただし、

  • タイピングが苦手な方
  • すぐに本題の学習に入りたい方

生徒さんの状況により無理に促すことはありません。
私は「今日はタイピングされますか?」と柔らかく声をかけ、雰囲気を見て判断していました。

「お願いします」の合図からレッスンが本格スタート

タイピングが終わると、生徒さんから
「お願いします」
と声をかけてもらい、ここから本格的にその日のレッスンが始まります。

  • Word・Excel・PowerPoint
  • タイピング
  • スマホ講座
  • 資格対策
  • 年賀状などの季節講座

生徒さんによって学ぶ内容はさまざまですが、この「お願いします」の一言が、インストラクターと生徒さんの“1コマのスタートの合図”になっています。

12時〜休憩時間の実態(インストラクターは休めるの?問題)

午前のレッスンが終わるのは12時ですが、実際のところ 12時ちょうどに休憩へ入れるとは限りません。
これは市民パソコン塾で働くインストラクターなら、誰もが一度は経験する“あるある”だと思います。

私の勤務経験では、
12時30分まで休憩に入れない日が普通にある ほどです。

生徒さんに話しかけられて休憩が遅れることも多い

特に多いのが、レッスン終了後に生徒さんから質問や雑談で声をかけられるパターン。

お話し好きな方につかまると、

  • 12時30分まで話し込まれる
  • 長い時は12時40分になる
    ということも珍しくありません。

もちろん、お話を聞くのも大切な仕事の一つですし、
生徒さんとのコミュニケーション自体は嫌ではありません。

ただ、休憩時間が10分しか残らない日があるというのは現場のリアルでした。


午後の準備も休憩時間に行うのが実情

さらに、午後のレッスンに向けて

  • 生徒さんの席決め
  • パソコンの再起動・画面の準備
  • 連絡事項の確認

といった準備を行う必要があります。

休憩が実質10〜15分しか取れない日は、
「お昼を流し込んで終わり」という状態になることも多かったです。


午後の“事務手当”は1人だけ──2人体制の課題

もうひとつ現場で多くの人が感じていたのが、
午後の事務手当(開始前15分)が1人分しかつかない という仕組み。

2人体制の日でも

  • 1人は事務手当がつく
  • もう1人はつかない

という形になるため、
準備を2人で協力した場合でも、手当は片方だけになります。

私個人としては、
「同じように準備しているのに、ここは少し不公平だな…」
と感じる場面も正直ありました。

ただ、これは“教室運営の仕組み上そうなりやすい”というだけで、
誰かが悪いという話ではありません。

【追記】休憩前の“混雑タイム”は実はもっと忙しい(体験談)

午前のレッスンが終わる時間帯は、教室がいちばん慌ただしくなる瞬間でもあります。

というのも、生徒さんの多くは 帰り際に次回レッスンの予約を入れて帰られる ため、その対応が集中するからです。

  • 「次いつ空いてる?」
  • 「来週は午前と午後どっちが混んでる?」
  • 「〇日の△時に入れたい」

こうした予約調整を行いながら、同時に…

✔ おしゃべりが好きな生徒さんの話し相手になる
✔ 今日のレッスンの質問を受ける
✔ パソコンのトラブル相談をされる

など、複数の対応が重なることが多いのが現場のリアルでした。

気づくと教室が少し賑やかになり、
「あれ、休憩時間いつ取れるんだろう?」
という日も珍しくありません。

もちろん、生徒さんとの会話や質問対応は大切な仕事のひとつですし、関係づくりにもつながります。
しかし、この時間帯が最もバタバタしやすい というのは、インストラクターとして働いて初めて実感した部分でもありました。

午後のレッスン開始前に感じていたこと(休憩時間の現実)】

市民パソコン塾の午後レッスンは 13時スタート の教室が多いです。
ただ、午前と同じように 開始10分前には教室のチャイムが鳴る ため、実質的には12時50分頃には教室を開けて、生徒さんを迎える準備をする流れになります。

そのため、午前のレッスンが終わるのが12時。
そこから、

  • 席決め(午後の生徒さんの配置)
  • パソコンの画面準備
  • 生徒さんからの予約・質問対応
  • 掃除や片付け

などが続き、実際には 1時間まるまる休憩時間が取れない日 が出てくることもありました。

とくに、生徒さんが多い教室や、午前と午後が連続で満席になる曜日は、
「気づいたらもう午後のチャイムが鳴っていた」
ということも珍しくありません。


教室によって運営スタイルがかなり違う(体験談)

私が知る限りですが、教室によっては

  • 昼休みを取らず、
  • 午後の開校時間を14時台に設定して、
  • 4時間続けて開校して終業する

という運営スタイルのところもあります。

このように、教室の生徒数や地域事情により運営方法に違いがあり、同じ「インストラクター」でも働き方に結構差があるのだと感じました。

レッスン中の裏側で行うインストラクターの仕事(意外と多い業務)

レッスン中は、生徒さんへの指導に加えて、同時進行でさまざまな業務が発生します。
私が勤務していた教室でも、以下のような「裏側の仕事」を並行して行っていました。

電話対応・予約確認・出欠管理

レッスン中に電話が鳴ることもあり、

  • 体験レッスンの問い合わせ
  • 受講予約の変更
  • 振替希望

などに対応することがあります。

また、生徒さんが次回予約を入れて帰られるケースも多いため、授業の合間に
予約システムで事前に確認 → 帰りがけに再確認
という流れをとることもあります。

欠席があった場合は、こちらから連絡することもあります。
教室によってはスマートフォンではなく ガラケー(SMS) を使う運用が残っており、短いメッセージを1通ずつ手入力するため、慣れるまではかなり時間がかかりました。
「電話やSMS対応もインストラクターの大事な仕事なんだ」と実感した瞬間でもあります。

Googleビジネス(MEO)投稿の更新

すべての先生が担当するわけではありませんが、
私が働いていた教室では、暗黙的に Googleビジネスの投稿を更新する担当 が決まっていました。

  • 画像を撮る
  • 加工する(Canvaなど)
  • キャッチコピーを作る
  • 投稿文を考える

など、教室の集客に関わる業務なので、自然と得意な先生が担当する流れになりがちです。

「投稿をすると新規のお問い合わせが増える」と実感していたので、担当していた私自身も力を入れて取り組んでいました。

その他の事務作業(生徒さんが知らない裏側)

インストラクターは、表向きには「教える仕事」のように見えますが、実際は細かな事務作業も重要な仕事です。

例を挙げると…

  • 掲示物の印刷・張り替え
  • 新規入会者の書類準備(口座振替依頼書など)
  • テキストの発注
  • 教室内の季節掲示の更新
  • 修了証の発行準備

など、目立たないけれど欠かせない業務がたくさんあります。

特に、テキスト発注や新規書類準備は“覚えるまで大変”ですが、慣れると淡々と進められるようになります。

終業前の作業(締め作業・掃除・その日の振り返り)

① その日の売上をまとめる(一覧シートへの記入)

まず、前日の先生が印刷してくれた受講予約者リストをに、実際に売り上げが上がった生徒さんごとの受講料を手書きで記入して授業中は記録を取っていいます。

  • 当日追加発生した受講コマ数と金額(税抜き)
  • テキスト購入があればその金額(税抜き)

などを一覧表で整理し、その日の教室全体の売上を計算します。

これは、「今日の実績」を残すための基本作業で、どこの教室でも同じ流れです。

② システムの売上と照らし合わせる

売上一覧ができたら、次は教室システムに入力されている数字と突き合わせて確認します。

  • 手書きで記入した金額
  • システムに登録されている金額

この二つを照らし合わせて、誤りがないかチェックします。

合っていれば一覧画面をコピーし、
スプレッドシートに貼り付けてその日の実績を保存 します。
毎日の積み重ねが月間売上になるので、地味ですがとても大切な工程です。

エリア共通シートへ入力する項目

さらに、エリアごとに管理されているシートがあり、当日の項目を入力します。

主に以下を記録します:

  • その日の売上合計
  • テキスト販売冊数
  • Googleビジネス投稿の有無(教室の集客管理のため)

入力項目は多くはありませんが、毎日やる作業なので習慣化が必要です。

明日の生徒さんのファイルを準備する

締め作業がひと通り終わったら、
最後に 翌日のレッスンがスムーズに始められるようにする準備 を行います。

市民パソコン塾では、生徒さんごとに「カルテ(学習ファイル)」があります。
翌日出席される生徒さんの分をあらかじめ確認し、カウンター付近の所定のスペースへまとめておきます。

  • 明日の出席者の名前をチェック
  • それぞれのカルテ(ファイル)を棚から取る
  • 当日の担当講師が取りやすいように並べて置く

これをしておくと、翌朝の対応がグッとスムーズになります。

明日の予約一覧を印刷する

最後に、翌日勤務する先生への共有事項があれば、
予約一覧の紙に手書きでメモを添えておきます。

例:

  • 「●●さん、前回プリンターの相談あり」
  • 「月謝袋の更新が必要」
  • 「テキストの在庫、残り1冊です」
  • 「●●さん、今日分の振替あり」

こうした小さな伝言が、教室運営の混乱を防ぎ、連携をスムーズにします。

教室全体の後片付け

事務作業が終わったら、教室の後片付けに入ります。

  • ゴミ捨て
  • 机やパソコン周りの片付け
  • パソコンの電源を落とす
  • プリンターや機材の電源確認
  • 忘れ物チェック

明日そのまま気持ちよく開校できるように、隅々まで整えてから一日が終了します。


✔ 働いてみて感じたメリット・デメリットまとめ(一次情報)

【メリット】

◎ 人間関係がとても良く働きやすい

私が働いてきた中では、先生同士が穏やかで、お互いにフォローし合う空気がありました。
パソコン教室というと事務作業が中心のイメージですが、案外 “人に恵まれる職場” だったと感じています。

◎ 子育てとの両立がしやすい

シフトの相談がしやすく、家庭の予定に合わせて働く先生が多かったです。
短時間勤務や週2勤務など、柔軟に働ける点は大きなメリットでした。

◎ 教えることで自分のスキルが上がる

Word・Excel・PowerPointなど、生徒さんの質問を受け答えするうちに、自分の操作スキルが自然と向上しました。
未経験からでも学べる環境が整っています。


【デメリット】

▲ 授業後の事務作業が30分以内に終わらない日が多い

終業前の作業には、

  • 売上の確認・記録
  • 予約表の印刷
  • 明日の準備
  • 生徒さんへの伝言
  • LINEでの共有
  • ゴミ捨て・清掃
  • 生徒さんの見送り・質問対応

といった作業があります。

公式には「事務手当30分」で割り当てられていますが、
実際には30分を過ぎることが多く、時間と業務量が合わないと感じる日もあります。

▲ 生徒さん対応で帰りが遅くなることも

授業後に話し込む生徒さんがいたり、
帰り際に電話対応が入ると、予定より退勤が遅れることもあります。

これはパソコン教室ならではの “あるある” ですが、
予定通りに終わらない日がある点は覚悟しておく必要があります。

▲ 売上管理の締めが終わらないと帰れない

教室のルール上、その日の売上記録や管理表の記入は “その日のうちに完了” が必須です。
そのため、締め作業が終わらないうちは退勤できないため、
忙しい日はどうしても帰りが押してしまうことがあります。

▲ 時給のわりに業務範囲が広いと感じることも

レッスン対応だけでなく、以下のような “裏側の仕事” が多いです。

  • 欠席連絡(ガラケーSMS)
  • Googleビジネス投稿
  • 掲示物の作成・入れ替え
  • テキスト発注
  • 予約管理

これらを考えると、
「正直、割に合わないかも…」と感じる人がいても不思議ではありません。

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この記事を書いた人

東京都在住。
市民パソコン塾での勤務経験・ブログ運営・不動産実務を中心に、一次情報の発信とWebコンテンツ制作を行っています。
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