パソコン教室で、入会申し込みや無料体験の対応をしていると、
「パソコンができないんです」
と話される方の中にも、実はいろいろなレベルがあることを感じます。
文字入力自体が苦手な方もいれば、
入力はできるものの、全体的な操作に自信が持てない方。
また、仕事ではパソコンを使っているけれど、
「自分でExcelの表を作ってください」と言われると手が止まってしまう、
そんな方も少なくありません。
このように、いわゆる「初心者」と一言で言っても、
背景や不安の内容はさまざまです。
実は一番伸びにくいのは「初心者だと思っていない人」
教室で多くの方を見てきて感じるのは、
一番伸びにくいのは、実は「初心者なのに、初心者だと思っていない方」
というケースです。
自分はもうある程度できている、
基礎は分かっているはず、
という認識のまま学習を進めてしまうと、
分からない部分をそのままにしてしまい、
結果として伸び悩んでしまうことがあります。
伸びる人に共通しているのは「自己判断をしないこと」
一方で、着実に伸びていく方に共通しているのは、
- 自分はまだできていないと認めている
- 基礎から愚直に取り組んでいる
- 分からないことを飛ばさない
こうした姿勢です。
最初は時間がかかりますし、
進みが遅く感じることもあります。
しかし、結果的に見ると、
この積み重ねが一番の近道になっているように感じます。
マウス操作から始めた生徒さんの実例
印象に残っているのが、
昨年、入会申し込みの対応をした生徒さんです。
その方は、最初はマウスの操作がうまくできない状態でした。
週に2〜3回ほど教室に通い、
毎回2コマずつ、無理のないペースで受講されていました。
学習内容は、
Windows11の基本操作から始まり、
Word、Excelと基礎を一つずつ進めていく形です。
1年後に大きく変わった姿
1年ほど経った頃には、
その生徒さんはExcelの関数を使った、
比較的難しいビジネス向けの内容にも取り組めるようになっていました。
Wordでは、
図形を使ったデザイン的な作業にも対応できるようになり、
全体として「かなり使える」レベルまで成長されていました。
最初の状態から考えると、
大きな変化だったと思います。
最初の「自己判断」が、その後を大きく左右する
この経験を通して強く感じたのは、
最初に自分のレベルをどう捉えるかで、その後が大きく変わる
ということです。
「できない」というスタート地点をどこに置くか。
そこから、基礎を一つずつ積み上げていけるか。
それだけの違いが、結果として表れているように感じます。
まとめ|一番伸びるのは、愚直に続けられる人
多くの生徒さんを見てきた中で、
一番伸びていくタイプの方は、
- 自分を過大評価しない
- 基礎を軽視しない
- 時間がかかっても続けられる
こうした姿勢を持っている方だと感じています。
特別な才能があるわけではなく、
派手な近道があるわけでもありません。
ただ、「できないところから始める」ことを受け入れ、
愚直に続けられるかどうか。
それが、結果的に一番の成長につながっているように思います。

コメント