パソコン教室で、生徒さんから
「ついていけない気がします」
「もう無理かもしれません」
という声を聞くことがあります。
ただ、4年以上教室で見てきて感じるのは、
その不安が出てくるタイミングは、実はかなり共通している
ということです。
最初の山は「入力」ではない
パソコン初心者の方がつまずく場面として、
文字入力を想像される方も多いのですが、
実際の現場では、入力そのものにつまずく方は意外と多くありません。
ひらがな入力や簡単な文字入力は、
スマートフォンや検索で慣れている方も多く、
最初の段階では比較的スムーズに進むことが多い印象です。
第一ステージのつまずきは「保存」と「ファイル操作」
多くの方が最初に大きくつまずくのは、
ファイルの保存やコピー、移動といった操作です。
たとえば、
- 作成したテキストデータを指定したフォルダに保存する
- 保存したファイルを別のフォルダにコピーする
- コピーしたファイルを別の場所へ移動させる
- フォルダ(ディレクトリー)をまたいで操作する
こうした一連の流れで、
「何がどこにあるのか分からなくなった」
「さっき作ったファイルが見つからない」
と混乱してしまう方を、これまで何人も見てきました。
テキストデータの練習で一気に不安になる理由
基礎講座では、
テキストデータを使って保存やコピーの練習を行うことが多いのですが、
この段階で一気に自信をなくしてしまう方がいます。
- フォルダに保存したはずなのに見つからない
- コピーと移動の違いが分からなくなる
- ドラッグ操作で意図しない場所に移動してしまう
こうした経験が重なると、
「自分はできない」
と感じてしまいやすくなります。
「できない」と感じるのは、ごく自然なこと
この第一ステージでのつまずきは、
能力の問題ではなく、経験の問題です。
普段パソコンを使っていても、
ファイルの保存場所やフォルダ構造を意識する機会は意外と少なく、
初めて学ぶと戸惑うのは当たり前だと感じています。
ここを越えると、見え方が変わる
保存やファイル操作の仕組みが少しずつ分かってくると、
多くの方が
「急にパソコンが分かるようになった気がする」
と話されます。
実際には、特別な操作を覚えたわけではなく、
パソコンの基本的な考え方に慣れただけなのですが、
この変化は大きいものです。
まとめ|最初につまずく場所を知っておくだけで違う
パソコン教室で「ついていけない」と感じる方の多くは、
この「保存・コピー・移動」という最初の山で立ち止まっています。
ここでつまずくのは珍しいことではなく、
誰もが一度は通るポイントだと、現場では感じています。
最初の段階で
「ここは難しく感じやすいところなんだ」
と知っておくだけでも、
必要以上に落ち込まずに済むのではないでしょうか。

コメント