2020年から現在(2025年12月)まで、私は市民パソコン塾でパートのインストラクターとして勤務しています。
入社当初は火曜・金曜・土曜の週3日勤務でしたが、現在は週2日のペースで続けています。
市民パソコン塾は常に求人が出ているイメージがあり、
「実際の勤務状態はどうなの?」
と気になっている方も多いのではないかと思います。
この記事では、私が数年間勤務してきた中で感じたことや、現場でのリアルな様子を体験談としてまとめました。
これから応募しようか迷っている方にとって、少しでも判断材料になれば幸いです。
給料を左右する勤務の実情

市民パソコン塾は、教室に生徒さんが通ってくれてはじめてサービス料が発生します。
なのでお給料も生徒さんが通ってくれないと私たちパート社員は発生しないというのが基本的な考え方なのです。
私が勤務している教室では、私が入社した年以降から生徒数が徐々に減り、現在はおおよそ90人前後の生徒さんが在籍しています。
生徒数5人以下の場合「当時はとても大変に感じていました」
私が勤務していた教室では、曜日ごとに生徒さんの入り方に大きな差がありました。
月曜や日曜は生徒さんが極端に少ない日が続くこともあり、一方で火曜・水曜・木曜は固定で通われている方が多く、比較的安定していました。
土曜日は平日に通いづらい生徒さんが集まるため、満席になることもあるほど賑わう日もありました。
ただ、生徒さんがまったく来ない時間帯もまれにあり、そういった時期は気持ちが沈むこともありました。
生徒さんが少ない時間帯は、教室によってはポスティングに出ることがあり、私自身も火曜日の午前中などは外に出る機会が多かったです。
2人体制の日は、教室の状況を見ながら勤務を分担することが多く、私は入社当初、外に出る役割を任されることがありました。寒い季節のポスティングは体力的にも大変で、慣れるまでは正直つらいと感じたこともあります。
しかし、地域の方と挨拶を交わしたり、教室の存在を知ってもらうきっかけになるなど、外に出るからこそ得られる経験もありました。
■報奨金制度について感じていたこと(私の体験談)
市民パソコン塾では、毎月「売上目標」という金額が各教室ごとに設定されています。
目標を達成すると、講師にも報奨金が支給される仕組みがあり、働く側としてはモチベーションになる部分でもあります。
ただ、私が勤務していた複数の教室では、この“売上目標の設定基準”が分かりづらく、当初は戸惑うことがありました。
生徒数や地域の状況によって目標金額が異なるようなのですが、なぜその金額になるのかは明確には共有されず、「どういう計算で決まっているのだろう?」と疑問を持ちながら働いていた時期もあります。
私が週1で勤務していた別の教室では、生徒数が多くないにも関わらず、比較的高めの目標が設定されているように感じたこともありました。
そのため、なかなか目標達成に届かず、結果として基本時給のみになる月が続いたこともあります。残業代が発生するケースも少ないため、勤務状況によっては収入面で不安に感じる方が出るのも理解できました。
実際、私が見てきた限りでは、「もう少し勤務日数を増やしたい」「もう少し安定した収入が欲しい」と感じて退職される先生もいらっしゃいました。教室ごとに環境が異なるため、一概にどこが良い・悪いとは言えませんが、長く続けるためには“自分の生活リズムと合う勤務スタイルかどうか”を見極めることが大切だと感じました。
一方で、売上目標が達成しやすい教室では、報奨金が支給される月もあり、やりがいにつながる一面もあります。
私自身は、勤務する教室ごとの差を感じつつ、「どうしてこの金額になるのだろう?」と考えることもありましたが、教室運営の仕組みを知るきっかけにもなりました。
■新しく入った先生が勤務を増やしにくいと感じた理由(体験談)
私が勤務していた教室では、ベテラン講師の出勤日があらかじめ固定されていることが多く、新しく入った先生は、その空いた時間帯だけシフトに入る形になることがありました。
そのため、「思ったより勤務日数が確保できない」と感じる方がいるのも理解できました。
実際、新人の先生からは
「勤務日が少なくて収入が安定しない」
という声を聞くこともあり、勤務時間の確保のしやすさは教室の状況によって差があると感じました。
また、生徒数が少ない時間帯は、2人体制の場合でも教室の運営方針により勤務扱いにならない場面があり、実質的に働く時間が短くなるケースもありました。こうした環境に慣れる前に離職される先生も一定数いらっしゃいました。
私が見てきた限りでは、研修期間を終えて1か月ほどで辞めてしまう方もおり、その理由として「希望するほど収入につながらなかった」という声が多かったように思います。教室運営の仕組みを理解し、生活スタイルに合う働き方かどうかを判断することが重要だと感じました。
■講師会:全国の講師が参加する月1回の勉強会(体験談)
私が勤務を始めて驚いたことのひとつが、月に1回実施される「講師会」と呼ばれる勉強会です。
全国の市民パソコン塾の先生がZoomで参加し、約4時間かけて行われます。
参加方法は自宅からではなく、所属する教室に出勤して、教室のパソコンを使って参加する仕組みになっていました。
そのため、通常の勤務とは少し違った流れになる月もあり、最初のうちはこの形式に慣れるまで時間がかかりました。
4時間の講師会に参加して感じたこと、私には内容が薄く感じる日もありました
① クレーム共有と対応案の意見出し
講師会の前半では、前月に寄せられたお客様の声(クレーム)を共有し、その対応について意見交換をする時間があります。
全体で200人近くの先生が参加していることもあり、突然指名されて意見を求められる場面がありました。
私は、状況の詳細が共有されないまま意見を求められることもあり、答えるのが難しいと感じることがありました。
指名された先生が少し戸惑っていることもあり、その姿を見て「大変そうだな」と思うこともありました。
こうした意見交換は、他の先生の考え方に触れる機会にもなるため、慣れてくると勉強になる面もあると感じます。
② 売上達成教室の紹介
後半には、当月売上目標を達成した教室を紹介する時間があります。
読み上げ形式で淡々と進むため、個人的にはもう少し“どんな工夫をしたのか”といった内容が聞けると学びにつながるのでは、と感じる場面もありました。
とはいえ、全国の状況を知る貴重な時間でもあり、他の地域の教室運営を知るきっかけにはなりました。
③ グループ会社のサービス紹介
最近では、関連グループ会社のサービスが紹介されることもあります。
私が参加した回では、英会話オンラインレッスンの体験案内があったり、アクセサリーなどの物販が紹介されることもありました。
あくまで情報共有としての案内であり、受講や購入を求められるものではありません。
私は「こうした取り組みもあるのか」と知るきっかけになる程度で受け取り、特に負担には感じませんでした。
市民パソコン塾で働いてよかったと感じたこと(体験談)

市民パソコン塾で働いていて、特に “人間関係の良さ” を強く感じました。
私が勤務していた教室では、先生同士でマウントを取るような雰囲気はなく、穏やかにお互いを尊重しながら働ける環境だったと思います。これは今でもよかった点として印象に残っています。
以前、別の企業で事務の仕事をしていた時期もありましたが、その職場ではお互いに厳しい言い方になることもあり、覚えることが多い時期は少し肩身の狭さを感じることもありました。
その点、市民パソコン塾では先生同士でフォローし合う空気があり、分からないことがあっても丁寧に教えてもらえたので、安心して仕事に向き合うことができました。
また、他校の先生たちとも講師会や引き継ぎなどを通じて関わる機会があり、休憩時間に世間話をしたり、日常の悩みを相談できる関係になれたことも大きなプラスでした。
先生の多くが子育て経験者で、私にとっては“先輩ママ”が多く、仕事以外のことでもアドバイスをいただくことがありました。年齢層も幅広く、人生経験が豊かな先生が多かったので、職場で孤独を感じることがなかったのは大きな安心材料でした。
全体として、仕事の内容以上に 「人が良い職場だった」 と感じています。人間関係で悩むことがなかったことは、市民パソコン塾で働いてよかったと思える大きな理由のひとつです。
市民パソコン塾で仕事をするのに向いている人
PC作業が得意、またはパソコンが好きな人
Word、Excel、PowerPoint などの基本操作に慣れている方はもちろんですが、
「PCに触るのが好き」「調べながら作業するのが苦にならない」
といった方は、楽しみながら働けると思います。
完璧である必要はなく、私が働いてきた中でも“得意な分野から少しずつ教える”というスタイルで問題ありませんでした。
人に寄り添うのが好きな人
さらに、人と話すのが得意な方 もこの仕事に向いていると感じます。
生徒さんは幅広い年代の方が多く、雑談をしながらレッスンの緊張をほぐしたり、分からないところを丁寧に伺ったりと、コミュニケーションが業務の大きな部分を占めています。
そのため、パソコン操作よりも「人と接することが好き」という気持ちのほうが、実際は大切になる場面も多いです。
また、パソコン操作が得意でなくても大丈夫 です。
入社後には約3か月の研修期間があり、サーティファイ資格の学習も組み込まれているため、基本的な操作や指導方法は入社後にしっかり身につけられる仕組みになっています。
実際、私が一緒に働いてきた先生の中にも、入社前は自信がなかったけれど、研修を通して操作に慣れ、今では生徒さんに安心して教えている方が多くいました。
「パソコンをもっと学びたい」「誰かの役に立ちたい」という気持ちがある方なら、十分に成長できる環境です。
子育て中の方
私の周りでも子育て経験者の先生が多く、家庭と仕事を両立しながら働く方が多数いました。
シフトの相談もしやすく、学校行事や家庭の予定に合わせて働く先生も多かったため、家庭との両立を重視する方には続けやすい環境だと感じました。
市民パソコン塾の仕事に向いていない人
市民パソコン塾の仕事は、勤務できる日数によって収入が大きく変わります。
そのため、安定したシフトを確保したい方や、扶養を外れてしっかり稼ぎたい方には、やや向きにくい働き方 だと感じました。
私が勤務していた教室では、曜日によって生徒さんの数にばらつきがあり、シフトに入れる日・入れない日がどうしても出てしまうことがありました。
「できるだけ多く働きたい」「毎月一定の収入を確保したい」という希望が強い方は、勤務状況とのギャップを感じる可能性があります。
また、教室ごとの生徒数や運営方法によって、働ける時間が少なくなる時期もあるため、“しっかり稼ぐこと” を最優先にしたい方には合わない部分があるかもしれません。
反対に、
- 家庭との両立を重視したい
- スキマ時間で働きたい
- 人に教えることが好き
といったスタイルの方には続けやすい職場だと感じました。
応募前に知っておくと良いこと(まとめ)
市民パソコン塾で働くうえで大切なのは、自分が配属される教室で、どれだけ安定してシフトに入れるか を事前に確認しておくことだと感じました。
生徒さんの数や曜日によって勤務時間が変動するため、シフトに入れる時間帯が少ないと、どうしても収入に影響が出てしまいます。
そのため、応募や面接の段階で、
- 週にどれくらい勤務できるか
- 生徒さんが多い曜日はどこか
- 勤務を増やしたい場合は可能か
といった点を確認しておくと、入社後のギャップが少なく安心です。
もし、希望している勤務日数と教室の状況が合わない場合には、他の仕事や働き方を検討したほうが、時間を有効に使えると感じる場面もありました。
一方で、「家庭や子育てと両立したい」「短時間だけ働きたい」という方には続けやすい職場でもあります。
最終的には、自分の生活スタイルと教室の運営状況がどれだけ合うか が続けやすさのポイントになると思います。

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