市民パソコン塾は、比較的採用のハードルが低く、面接で大きな条件が合えばスムーズに勤務が決まる教室が多いと感じています。
そのため、「子育てと両立したい」「週に数日だけ働きたい」という方にとっては、一歩踏み出しやすい職場でもあります。
ただ、実際に働いてみると、
- 研修期間と通常勤務のギャップ
- 教室ごとのシフト事情
- 勤務の流れならではの大変さ
など、入社前には見えにくい一面があるのも事実です。
実際、私が4年間働いてきたなかでも、
「想像していた働き方と違った」と感じて、数か月で別の職場へ移られる方を何人も見てきました。
この記事では、これから応募を考えている方がイメージとのズレを減らして判断できるよう、
私が実際に体験して驚いた点や、大変だと感じたことを中心にまとめています。
良い・悪いではなく、“リアルな働き方のギャップ” を知っておくことが、後悔しないための第一歩。
これから応募を考えている方の参考になれば幸いです。
実際に働いて分かったシフトの偏りと戸惑い(私の体験談)
私が入社してまず驚いたのは、
「実際に入れるシフトが自分の想像よりはるかに少ない」
という点でした。
面接時の説明だけでは読みきれなかった部分が多く、
働き始めてから「こういう仕組みだったのか…」と気づいたことがいくつもあります。
特に印象に残っているのは、次の点です。
既存講師が固定で入っている曜日が最優先
- 新人は空いたコマだけ入る形になる
- 朝の事務手当(開校前30分)は原則ひとりだけ
- この手当も固定の講師が担当することが多い
こうした運用があるため、
「思ったより収入が増えにくい」と感じた時期もありました。
生徒数の増減により急にシフトが減る
生徒数によって勤務が左右される働き方だと実感しました。
もちろん、教室ごとに運営方針は少しずつ違うため一概には言えませんが、
“シフトの入りやすさ=収入” に直結する環境
であることは、応募前に知っておくとギャップが減ると思います。
収入面で続けにくさを感じる人も多かった(私の見た現実)
私が働いてきた教室では、シフトの入り方が収入を大きく左右するため、
思ったより勤務日数が確保できず、働き方を見直す先生も多くいました。
特に、研修期間(約3か月)は比較的多く入れるものの、
本配属後は教室の状況により働ける日数が減るケースがあります。
そのため私の周りでも、
- 他のアルバイトやパートと掛け持ちする先生
- 研修期間で働き方が合わないと判断して辞める先生
といった状況を何度も見てきました。
実際に今年(2025年)12月にも、同じ理由で退職される先生がおり、
「続けやすさは人によって差が出る働き方だな」 と強く感じています。
もちろん、家庭と両立できる・短時間で働けるというメリットもありますが、
安定した収入を重視する方にはギャップが生まれやすい点は、知っておくべきポイントです。
急なキャンセルでポスティング対応になることも(私の驚いた体験)
私が働いていて驚いたことのひとつが、
急なキャンセルによるシフトの変化 でした。
市民パソコン塾では「生徒さんが5人以下になる時間帯」は、
2人体制から1人体制へ切り替える仕組みがあります。
そのため、当日のキャンセルが重なると、急きょ勤務内容が変わることがありました。
直前に5人を下回り、ポスティングへ
その日は授業の準備を終えて「このまま教室業務に入る」と思っていたタイミングでしたが、
急なキャンセル連絡が入り、数分後には外に出てポスティングをする流れになりました。
もちろんPRは大切ですが、
急な切り替えにはとても戸惑いました。
こうした運用は働く前には想像しにくく、
他の先生も同じように驚いたと聞くことが度々ありました。
当日のキャンセルがそのままシフト変更に直結
- 生徒数によって勤務内容が大きく変わる
- 当日のキャンセルで役割が突然変わる
- 柔軟に動けることが求められる
こうした“急な役割変更”が起こり得る点は、応募前に知っておくとギャップが減ると感じています。
勤務調整のリアル|生徒数の変動が働き方に与える影響(体験談)

私が入社した頃は生徒数が多く、満席の日もあり、
2人体制で安定して勤務に入れる環境でした。
しかし、1年ほど前から生徒数がゆるやかに減り始め、
その時期がいちばん勤務面で大変でした。
前日の夕方に突然の勤務調整
「明日は人数が少ないため勤務を調整できますか?」
という連絡が前日の夕方に来ることもありました。
私はその日のためにスケジュールを空けているので、
「どうしますか?」と聞かれても実質「ではお休みします」と答えるしかなく、
とても困りました。
入社前の説明ではこうした運用は詳しく語られなかったため、
働き始めてから知り、
「これを最初に知っていたら働き方をもっと慎重に考えていたかもしれない」
と感じる場面もありました。
シフトが安定しない時期は精神的につらい
生徒数の影響で勤務が減ることは珍しくなく、
私はその後、不動産や在宅ワークと組み合わせながら働くようになりました。
「収入の柱を複数持つ必要がある」と感じた時期でもあります。
驚いたのは「アナログ管理の多さ」でした(体験談)

働き始めてまず驚いたのが、
教室運営の多くが紙ベースで管理されていたこと です。
受講状況はすべて紙のカルテで管理
- 今どの講座を受講しているのか
- どの単元まで進んだのか
- 何回受講したのか
こうした情報はすべてカルテを開かないと分からない仕組みでした。
複数の生徒さんが同時に来校する時間帯は、
カルテを確認しながら対応する必要があり、慣れるまで大変でした。
月謝管理も紙の一覧でサイン
月末は紙の月謝管理表に手書きで受講回数や金額を記入し、
生徒さんにサインをいただきます。
毎月欠かさず行うため、非常に時間がかかります。
ただ、紙だからこそ丁寧に確認できる面もあり、
コミュニケーションのきっかけにもなっていました。
退会手続きも紙運用だった(いまは改善)
退会も紙の書類にサインをいただく必要があり、
生徒さんは退会のために来校しなければなりませんでした。
しかし、今年に入ってようやく
デジタルサイン(電子署名) が導入され、
来校しなくても手続きが完了できるようになりました。
これは生徒さんにとっても講師にとっても大きな改善でした。
テキスト発注も紙ベースの“正の字管理”(体験談)
毎月必ず行う「テキスト発注」も紙管理で、
テキストが売れるたびに正の字を書いて在庫数を調整する仕組みでした。
デジタル教材やオンライン管理が当たり前の時代に、
ここまでアナログな管理はかなり驚きました。
とはいえ、紙は誰が見ても分かりやすいというメリットもあります。
ただ、間違いや漏れが起きやすく、慣れるまでは時間がかかる業務でした。
季節イベントの集客で驚いたこと(学校前でのビラ配りの実態)
市民パソコン塾では、春休み・夏休み・冬休みなどの長期休暇に合わせて、
子ども向けの「特別講座(マイクラ・マイクロビット・キーホルダーづくり・3D作品づくりなど)」の募集を行うことがあります。
私が入社した当初、この取り組みについては特に説明がなく、
実際に配属されてから 「学校の門の前でチラシ配りをする」 という業務があることを知り、正直とても驚きました。
下校時間を調べ、教室周辺の学校だけでなく、
場合によっては隣駅の学校まで足を運び、校門前でチラシを配るという流れです。
学校側が「受け取り禁止」としている場合でも配布することがあった
特に印象に残っているのは、
学校によっては「外でチラシを受け取ってはいけません」と児童へ指導しているにもかかわらず、
塾側の指示で門前配布を行ったことです。
配布中、児童が
「ごめんなさい。もらっちゃダメって言われてるの」
と丁寧に断ってくれる場面もあり、
申し訳なさや戸惑いを感じる瞬間が多くありました。
用務員さんに注意されることもあった
学校によっては、門前でのチラシ配布そのものを禁止している場合もあり、
用務員の方から注意されることもありました。
それでもイベントを控えた時期は配布が必要とされるため、
先生たちの間では
「そろそろ別の集客方法に変わらないかな…」
「子どもに負担をかける形の集客は見直したほうがいいのでは」
といった声が多かったです。
戸惑いの大きかった業務のひとつ
もちろん、子ども向け講座は生徒さんにも人気のある取り組みですが、
「学校の門前でビラ配り」という形での集客は現場の先生にとって負担が大きく、
私自身も最初はかなり驚いた業務のひとつでした。
こうした “入社前に説明されない業務” がある点も、
これから応募する方にとっては知っておくとイメージがズレにくいと感じています。
まとめ|働く前に知っておきたいリアルなギャップ
市民パソコン塾は「未経験でも働きやすい」「子育てと両立しやすい」というメリットがありますが、
実際にはシフトや運営の仕組みに独特のルールがあり、
働いてみて初めて見えるギャップ もたくさんあります。
これから応募を考えている方が後悔しないよう、
私の体験談が少しでも参考になれば嬉しいです。

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